ちまき
初夏 3音 生活

傍題(子季語)

茅巻 (ちまき) 3音 巻笹 (まきささ) 4音 飴粽 (あめちまき) 5音 菰粽 (こもちまき) 5音 笹粽 (ささちまき) 5音 粽解く (ちまきとく) 5音 粽結う (ちまきゆう) 5音 筒粽 (つつちまき) 5音 飾粽 (かざりちまき) 6音 巻笹売り (まきささうり) 6音

解説

粽は端午の節句に食べる餅菓子です。一般に、米粉を練ったものを笹の葉で包み、藺草(いぐさ)の紐でくるくると巻いて蒸したもの。青々とした葉に包まれた、いかにも夏らしい風情、そして端午の節句とのつながりがこの季語の本意です。

もともとは茅(ちがや)の葉で巻いたことから「ちまき」と呼ばれるようになったといわれます。

地域や時代によって、餅の材料や使われる葉と紐の素材にバリエーションがあります。同じ端午の節句の食べ物でも、柏餅を食べる地域が多い関東に対して、関西では粽がよく食べられています。

例句

  • 粽結ふかた手にはさむ額髪

    — 芭蕉

  • 文もなく口上もなし粽五把

    — 嵐雪

  • 粽解いて蘆吹く風の音聞かん

    — 蕪村

  • 賑かに粽解くなり座敷中

    — 路通

  • 粽結う死後の長さを思いつつ

    — 宇多喜代子