牡丹

ぼたん
初夏 3音 植物

傍題(子季語)

緋牡丹 (ひぼたん) 4音 ぼうたん (ぼうたん) 4音 白牡丹 (はくぼたん) 5音 富貴草 (ふうきぐさ) 5音 深見草 (ふかみぐさ) 5音 牡丹園 (ぼたんえん) 5音

解説

牡丹は「花の王」とも呼ばれる豪華な花です。中国原産で、初夏に紅や白、紫など、さまざまな色の大輪の花を咲かせます。

散った姿も美しいこの花は、画家でもあった蕪村がとりわけ好んで季題とし、たくさんの秀句を残しています。

人工的に開花を遅らせ、寒い時期に咲かせたものは「冬牡丹」「寒牡丹」と呼ばれ、三冬の季語になっています。

例句

  • ちりてのちおもかげにたつ牡丹かな

    — 蕪村

  • 牡丹散つてうちかさなりぬ二三片

    — 蕪村

  • 地車のとゞろとひゞく牡丹かな

    — 蕪村

  • ぼうたんと豊かに申す牡丹かな

    — 太祇

  • 白牡丹といふといへども紅ほのか

    — 高浜虚子

  • 牡丹百二百三百門一つ

    — 阿波野青畝

  • ぼうたんの百のゆるるは湯のやうに

    — 森澄雄

  • 夜の色に沈みゆくなり大牡丹

    — 高野素十

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