ほたる
仲夏 3音 動物

傍題(子季語)

ほうたる (ほうたる) 4音 蛍火 (ほたるび) 4音 大蛍 (おおぼたる) 5音 草蛍 (くさぼたる) 5音 初蛍 (はつほたる) 5音 姫蛍 (ひめぼたる) 5音 夕蛍 (ゆうぼたる) 5音 宵蛍 (よいぼたる) 5音 朝の蛍 (あさのほたる) 6音 雨の蛍 (あめのほたる) 6音 源氏蛍 (げんじぼたる) 6音 昼の蛍 (ひるのほたる) 6音 平家蛍 (へいけぼたる) 6音 蛍合戦 (ほたるがっせん) 7音

解説

「蛍」は神秘的な光を放ちながら闇に飛び交う虫。仲夏の季語です。

代表的なのは、日本でいちばん大きな「源氏蛍」(大蛍)と、ひとまわり小さい「平家蛍」。他にも多くの種がいるものの、実はあまり光らないものが多く、よく光る種は限られています。

蛍が発する光は求愛の合図で、熱をほとんど伴わない「冷光」であることが知られています。交尾のために多くの蛍が入り乱れて飛ぶ光景は「蛍合戦」と呼ばれます。

例句

  • 草の葉を落るより飛蛍哉 (とぶほたるかな)

    — 芭蕉

  • 蛍火や吹とばされて鳰(にお)のやみ

    — 去来

  • 暗闇の筧をつたふ蛍かな

    — 許六

  • 蛍獲て少年の指みどりなり

    — 山口誓子

  • 蛍火の明滅滅の深かりき

    — 細見綾子

  • おおかみに蛍が一つ付いていた

    — 金子兜太

  • ゆるやかに着てひとと逢ふ蛍の夜

    — 桂信子

  • 人殺す我かも知らず飛ぶ蛍

    — 前田普羅

  • 蛍火や手首細しと摑まれし

    — 正木ゆう子

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