炎天

えんてん
晩夏 4音 天文

傍題(子季語)

炎気 (えんき) 3音 炎天下 (えんてんか) 5音

解説

炎天は太陽がぎらぎらと照りつける真夏の空。ただ暑いだけではなく、どこか晴れ晴れとした快活さも感じさせる季語です。

なお、薄曇りで風がなく、油汗のにじむような蒸し暑い天候は油照(あぶらでり)といい、同じ晩夏の季語でも炎天とは区別されます。

例句

  • 炎天に照らさるる蝶の光りかな

    — 太祇

  • 炎天を槍のごとくに涼気すぐ

    — 飯田蛇笏

  • 炎天へ打つて出るべく茶漬飯

    — 川崎展宏

  • 炎天の遠き帆やわがこころの帆

    — 山口誓子

  • 炎天より僧ひとり乗り岐阜羽島

    — 森澄雄

  • 炎天や人が小さくなつてゆく

    — 飛鳥田孋無公

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