鶏頭

けいとう
三秋 4音 植物

傍題(子季語)

からあい (からあい) 4音 鶏頭花 (けいとうか) 5音 ちゃぼ鶏頭 (ちゃぼけいとう) 6音 紐鶏頭 (ひもけいとう) 6音 房鶏頭 (ふさけいとう) 6音 槍鶏頭 (やりけいとう) 6音 扇鶏頭 (おうぎけいとう) 7音 韓藍の花 (からあいのはな) 7音 箒鶏頭 (ほうきけいとう) 7音

解説

鶏頭はニワトリのとさかを思わせる独特な花の姿が印象的な植物。その強烈な存在感が好まれ、多くの句に詠まれています。

代表的なのは燃えるような赤い色の花ですが、黄色や紫の花をつけるものもあります。花の形も、先端のとがった「槍鶏頭」、花穂が細長く垂れさがる「紐鶏頭」などさまざま。

韓藍(からあい)という呼び名は、花汁が染料に使われたことに由来する古名であるといわれています。

例句

  • 秋風の吹きのこしてや鶏頭花

    — 蕪村

  • 鶏頭の昼をうつすやぬり枕

    — 丈草

  • 鶏頭の十四五本もありぬべし

    — 正岡子規

  • 鶏頭に鶏頭ごつと触れゐたる

    — 川崎展宏

  • 鶏頭をたえずひかりの通り過ぐ

    — 森澄雄

  • 人の如く鶏頭立てり二三本

    — 前田普羅

  • 鶏頭を三尺離れもの思ふ

    — 細見綾子