残暑

ざんしょ
初秋 3音 時候

傍題(子季語)

秋暑 (しゅうしょ) 3音 秋暑し (あきあつし) 5音 残る暑さ (のこるあつさ) 6音

解説

残暑は立秋(8月7日頃)を過ぎてからの暑さです。

暦の上では秋とはいえ、8月は暑さの盛り。朝晩は多少過ごしやすくなっても、日中はまだまだ暑い日が続きます。近年では9月に入っても厳しい暑さが続くことも珍しくありません。むしろ暑さが当たり前の夏よりも耐えがたく感じられることさえあります。

こうした季節の概念と、実際に感じる暑さとのギャップによって、夏の季語「暑し」などとはまた違った句が詠まれます。

例句

  • 牛部屋に蚊の声闇(くら)き残暑かな

    — 芭蕉

  • かまきりの虚空をにらむ残暑かな

    — 北枝

  • 朝夕がどかとよろしき残暑かな

    — 阿波野青畝

  • 秋暑しにはとり交る人の前

    — 大野林火

  • 秋暑し駅出て行方戸惑ふも

    — 石塚友二

  • 秋あつし亀甲泥をのせて這ふ

    — 横山白虹

  • 秋暑き日々を送りぬ日々おなじく

    — 相馬遷子

  • 吊革に手首まで入れ秋暑し

    — 神蔵器

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