文月

ふみづき
初秋 4音 時候

傍題(子季語)

文月 (ふづき) 3音 七夕月 (たなばたづき) 6音 文披月 (ふみひらきづき) 7音

解説

文月は旧暦7月の異称です。現在の暦で7月といえば暑い夏の盛りですが、旧暦の7月は暦のうえでは初秋。残暑の厳しい中にも、朝晩の風などに秋の気配が混じり始める頃です。

7日には七夕、15日頃には祖先の霊を供養する盂蘭盆会 (うらぼんえ) の行事があります。

文月という呼び名の由来には諸説ありますが、短冊などに思い(文)を書き記す七夕の風習にちなんで、文披月(ふみひらきづき、ふみひろげづき)が転じたものとする説などが知られています。

例句

  • 文月や六日も常の夜には似ず

    — 芭蕉

  • 文月やひとりはほしき娘の子

    — 其角

  • 文月や空にまたるるひかりあり

    — 千代女