傍題(子季語)
冬ごもる (ふゆごもる) 5音 雪籠 (ゆきごもり) 5音
解説
寒い冬に家にこもるというと、わびしく気の滅入るような印象を抱くかもしれません。ところが「冬籠」を季題とする句には、暗い雰囲気のものは思いのほか少なく、俳人たちの豊かな冬の楽しみが描かれています。
楽しい趣味や家の人とのふれあい、あるいは心に広がる豊潤なイメージなど、閉ざされた家の中で何を見出すかに、色とりどりの詠み手の個性が表れます。
例句
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金屛の松の古さよ冬籠り
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冬籠りまたよりそはん此(この)はしら
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折々に伊吹をみては冬ごもり
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薪をわるいもうと一人冬籠
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夢に舞ふ能美しや冬籠
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背に触れて妻が通りぬ冬籠
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死んでゆくものうらやまし冬ごもり
