傍題(子季語)
二度咲 (にどざき) 4音 帰咲 (かえりざき) 5音 返り花 (かえりばな) 5音 狂咲 (くるいざき) 5音 狂花 (くるいばな) 5音 忘咲 (わすれざき) 5音 忘花 (わすればな) 5音
解説
帰り花は冬の初め頃、小春日和に誘われて咲く季節外れの花です。周囲の植物が枯れていく中で、一輪二輪の時ならぬ花が咲いている。その様子は、冬の冷たい風の中にあって、そこにだけ明るさや暖かみが戻ったようで自然と人目を引きます。
一般に、ただ「帰り花」というと桜の花のことを指すため、ほかの花を詠む場合には植物名を入れるなどして、読者に情景が伝わるようにするとよいでしょう。
例句
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凩(こがらし)に匂ひやつけし帰花
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二三日ちらでゐにけりかへり花
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日に消えて又現れぬ帰り花
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薄日とは美しきもの帰り花
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約束のごとくに二つ返り花
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人の世に花を絶やさず返り花
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梨棚や潰えむとして返り花
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返り花きらりと人を引きとどめ
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返り花三年教へし書にはさむ
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返り花咲けば小さな山のこゑ
