春着

はるぎ
新年 3音 生活

傍題(子季語)

春衣 (はるぎ) 3音 春著 (はるぎ) 3音 初衣裳 (はついしょう) 5音 初重ね (はつがさね) 5音 花小袖 (はなこそで) 5音 春襲 (はるがさね) 5音 春小袖 (はるこそで) 5音 松がさね (まつがさね) 5音 正月小袖 (しょうがつこそで) 7音 若草衣 (わかくさごろも) 7音

解説

春着は正月用の晴れ着です。初詣や年賀の挨拶などに着ていくもので、多くは女性の衣装を指します。また、昔は家にいるときでも、正月には改まったものを身につける風習がありました。

正月に着るものが「春着」と呼ばれるのは、元日と立春(春の初め)がほぼ重なっていた旧暦時代の名残です。めでたく華やかな印象があり、春らしさを感じさせるものではありますが、「春物の衣服」という意味ではありません。

例句

  • 老いてだに嬉し正月小袖かな

    — 信徳

  • 一軒家より色が出て春着の児

    — 阿波野青畝

  • 誰(た)が妻とならむとすらむ春着の子

    — 日野草城

  • 膝に来て模様に満ちて春着の子

    — 中村草田男

  • かりそめの襷(たすき)かけたる春著かな

    — 久保田万太郎

  • 教へ子に逢へば春著の匂ふなり

    — 森田峠

  • 春著の子古き言葉をつかひけり

    — 田中裕明

  • 春著きてすこしよそよそしく居りぬ

    — 山田弘子