紅葉

もみじ (旧仮名:もみぢ)
晩秋 3音 植物

傍題(子季語)

色葉 (いろば) 3音 紅葉づ (もみづ) 3音 紅葉 (こうよう) 4音 紅葉出づ (もみいづ) 4音 もみじ葉 (もみじば) 4音 下紅葉 (したもみじ) 5音 竜田草 (たつたぐさ) 5音 谿紅葉 (たにもみじ) 5音 庭紅葉 (にわもみじ) 5音 紅葉川 (もみじがわ) 5音 紅葉山 (もみじやま) 5音 夕紅葉 (ゆうもみじ) 5音 梢の錦 (こずえのにしき) 7音 紅葉の錦 (もみじのにしき) 7音

解説

紅葉は落葉植物の葉が秋に赤や黄色に変わること。つかの間の燃え立つような鮮やかさ、華やかさとともに、冬の訪れを前にした物悲しさも感じさせる季語です。

紅葉が美しいとされる樹木の代表格は楓(かえで)でしょう。他の植物の紅葉を詠む場合には「桜紅葉」「漆紅葉」「草紅葉」など、対応する言葉を添えて呼び分けることもあります。

なお、銀杏(いちょう)や欅(けやき)など、葉が黄色に変わる木の場合は「黄葉」と書くこともあり、読み方は紅葉と同じ「こうよう」または「もみじ」です。

例句

  • 山くれて紅葉の朱(あけ)をうばひけり

    — 蕪村

  • かざす手のうら透き通るもみぢかな

    — 大江丸

  • 静かなり紅葉の中の松の色

    — 越人

  • 大紅葉燃え上らんとしつゝあり

    — 高浜虚子

  • 障子しめて四方(よも)の紅葉を感じをり

    — 星野立子

  • 一片の紅葉を拾ふ富士の下

    — 富安風生

  • この樹登らば鬼女となるべし夕紅葉

    — 三橋鷹女