冷やか

ひややか
仲秋 4音 時候

傍題(子季語)

冷ゆ (ひゆ) 2音 冷ゆる (ひゆる) 3音 朝冷 (あさびえ) 4音 雨冷 (あまびえ) 4音 秋冷 (しゅうれい) 4音 ひえびえ (ひえびえ) 4音 ひやひや (ひやひや) 4音

解説

「冷やか」は秋の深まる頃に、肌に感じる冷感を表します。

秋の初めには心地よい「新涼」を感じますが、やがて季節が深まると朝夕の風に肌寒さを覚えるようになり、ふと何かに触れたときのひやりとする感じに驚いたりします。この季語はこうした皮膚感覚のほかに、心理的なひややかさを表すのにも使われています。

なお、「冷たし」も同じく肌でとらえた冷感の表現ですが、俳句では冬の季語とされています。

例句

  • よりかかる度に冷つく柱かな

    — 一茶

  • 冷やかに壺をおきたり何も挿さず

    — 安住敦

  • ひややかに人住める地の起伏あり

    — 飯田蛇笏

  • あな冷やか狐が狐舎にひとつづつ

    — 水原秋櫻子

  • 火の山にたましひ冷ゆるまで遊ぶ

    — 野見山朱鳥

  • 秋冷の黒牛に幹直立す

    — 飯田龍太

  • 紫陽花に秋冷いたる信濃かな

    — 杉田久女

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