桔梗

ききょう (旧仮名:ききやう)
初秋 3音 植物

傍題(子季語)

桔梗 (きちこう) 4音 おかととき (おかととき) 5音 一重草 (ひとえぐさ) 5音 ありのひふきぐさ (ありのひふきぐさ) 8音

解説

桔梗は秋の七草のひとつで、初秋の季語です。その凛とした清楚なたたずまいには、暑い夏を過ぎて迎えた秋の涼やかさ、安らかさが漂います。代表的なのは青紫色の花ですが、白い花をつける品種もあり、こちらも清らかな趣が親しまれています。

傍題の「きちこう」や「おかととき」などは古名です。とくに季語を上五に置いた句では、助詞や切れ字の「や」を添えて、4音の「きちこう」の読みが多く使われています。

例句

  • 桔梗の生涯といふべかりけり

    — 清水芳朗

  • 桔梗やまた雨かへす峠口

    — 飯田蛇笏

  • 桔梗や男も汚れてはならず

    — 石田波郷

  • 仏性は白き桔梗にこそあらめ

    — 夏目漱石