卯の花

うのはな
初夏 4音 植物

傍題(子季語)

花卯木 (はなうつぎ) 5音 空木の花 (うつぎのはな) 6音 卯の花垣 (うのはながき) 6音 初卯の花 (はつうのはな) 6音 卯の花月夜 (うのはなづきよ) 7音

解説

卯の花は夏を告げる花。枝先にたくさんの白い小花を咲かせる姿が美しく、その白さを印象的に描いた句が多く詠まれています。

「うの花」というのは「ウツギの花」の略称です。名前の由来は卯月(旧暦4月)に花が咲くことだとか、枝の中が空洞の空木(うつぎ)であることだ、などといわれています。

山野に自生するほか、庭木や生垣にも使われます。

例句

  • 卯の花の絶え間たたかん闇の門

    — 去来

    【解説】夜の闇に浮かび上がる卯の花の生垣と、それが途絶えた暗がりに建つ門。美しい花の白と、暗闇とのコントラストが印象的な句です。

  • 卯の花のこぼるる蕗の広葉かな

    — 蕪村

  • 卯の花や茶俵作る宇治の里

    — 召波

  • 卯の花も白し夜なかの天の川

    — 言水

  • 卯の花の中に崩れし庵かな

    — 樗良

  • 卯の花は日をもちながら曇りけり

    — 千代女

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