柚子湯

ゆずゆ
仲冬 3音 生活

傍題(子季語)

冬至湯 (とうじゆ) 4音 柚子風呂 (ゆずぶろ) 4音 冬至風呂 (とうじぶろ) 5音

解説

柚子湯は冬至の日に柚子の実を浮かべてお風呂に入ることです。

冬至は新暦12月23日頃。1年で最も日が短くなるこの時期に、香りの良い柚子湯に入ることで、心が休まり、体も温まって風邪をひきにくくなるといわれます。

ほっと心安らぐ慣習であり、この季題では、穏やかな雰囲気の句が多く詠まれています。

例句

  • 白々と女沈める柚子湯かな

    — 日野草城

  • 頑丈に生んでくれたる柚子湯かな

    — 仁尾正文

  • 柚子湯して妻とあそべるおもひかな

    — 石川桂郎

  • 柚子湯出て慈母観音のごとく立つ

    — 上田五千石

  • 柚子湯沁む無数の傷のあるごとく

    — 岡本眸

  • 柚子風呂に浸す五体の蝶番(ちょうつがい)

    — 川崎展宏

  • 匂ひ艶よき柚子姫と混浴す

    — 能村登四郎

  • 冬至湯の煙あがるや家の内

    — 前田普羅