海鼠

なまこ
三冬 3音 動物

傍題(子季語)

赤海鼠 (あかこ) 3音 海参 (いりこ) 3音 かいそ (かいそ) 3音 黒海鼠 (くろこ) 3音 このこ (このこ) 3音 虎海鼠 (とらこ) 3音 なしこ (なしこ) 3音 生海鼠 (なまこ) 3音 ふじこ (ふじこ) 3音 酢海鼠 (すなまこ) 4音 海鼠売 (なまこうり) 5音 海鼠突 (なまこつき) 5音 海鼠舟 (なまこぶね) 5音

解説

海鼠はずんぐりとした体のあちこちに、いくつもの突起を持つ海産動物。グロテスクでもあり、見ようによってはユーモラスでもある。そんな独特の見た目が愛され、多くの句が詠まれています。

体の色によって「赤海鼠」、「黒海鼠」などとも呼ばれます。

食用としては「酢海鼠」にして食べられるほか、煮干しにした「海参」は中華料理などに使われます。「このこ」は海鼠の卵巣を干したもので、酒の肴などとして好まれる珍味です。

例句

  • 生きながら一つに氷る海鼠かな

    — 芭蕉

  • 尾頭(おかしら)のこころもとなき海鼠かな

    — 去来

  • 憂きことを海月(くらげ)に語る海鼠かな

    — 召波

  • 引き汐のわすれて行きしなまこかな

    — 蝶夢

  • 海鼠切りもとの形に寄せてある

    — 小原啄葉