傍題(子季語)
いけ火 (いけび) 3音 いけ炭 (いけずみ) 4音
解説
埋火は灰の中に埋めた炭火です。灰に埋めることで炭を長持ちさせたり、火力を調節したりします。
ガスや電気が普及する以前、木炭は暮らしに欠かせないものでした。埋火は激しく燃え上がりもせず、消えもせず、近くにいるとほのかな温もりが伝わってくる。そんな静かな味わいがあり、冬ごもりのひっそりとした楽しみのなかでも、とりわけ心を穏やかにしてくれます。
例句
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埋火や壁には客の影ぼうし
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埋火や終(つい)には煮ゆる鍋のもの
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埋み火やまことしづかに雲うつる
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搔立てゝ埋火の色動くかな
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埋み火の透きとほりたる搔きおこす
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火を埋むこころ埋むるごとくせり
