傍題(子季語)
香魚 (こうぎょ) 3音 年魚 (ねんぎょ) 3音 鮎生簀 (あゆいけす) 5音
解説
鮎は清流に育つ川魚。端正な見た目で、食べるときにも自然と清流を思い起こさせることから、爽やかで涼しげな印象があります。一年ほどで一生を終えることから「年魚」、独特の香りを持つことから「香魚」とも呼ばれます。
秋に川で生まれた稚魚は海に下って冬を越し、春になると川を遡ります。そして夏の間は上流で過ごし、秋になると再び川を下って産卵して、多くはそのまま短い命を終えます。
春に川を上る「若鮎」は、はつらつとした命の輝きを、秋に川を下る「落鮎」は逆に命のはかなさや、あわれさを象徴する季題として詠まれます。
例句
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鮎くれてよらで過ぎ行く夜半(よわ)の門
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鮎の腸(わた)口をちひさく開けて食ふ
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山の色釣り上げし鮎に動くかな
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川音の方へ片寄り生簀鮎
