秋の蝶

あきのちょう (旧仮名:あきのてふ)
三秋 5音 動物

傍題(子季語)

秋蝶 (あきちょう) 4音 老蝶 (おいちょう) 4音

解説

「秋の蝶」は秋に見られる蝶の総称です。春や夏の蝶には美しく可憐なイメージがありますが、秋の蝶は数が減り、飛び方もどこか力ない印象になります。そうした弱々しさや、盛りを過ぎた物悲しさがこの季語の本意です。

例句

  • 秋のてふかがしの袖にすがりけり

    — 一茶

  • 秋の蝶日の有(ある)うちに消えうせる

    — 暁台

  • しらじらと羽に日のさすや秋の蝶

    — 青蘿

  • 濡れ草に全身ひかる秋の蝶

    — 目迫秩父

  • 秋蝶の驚きやすきつばさかな

    — 原石鼎

  • 秋蝶にすぐ風荒ぶ信濃かな

    — 藤田湘子

  • 秋蝶の腸なきを壁に刺す

    — 島村元

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