ちょう (旧仮名:てふ)
三春 2音 動物

傍題(子季語)

黄蝶 (きちょう) 3音 胡蝶 (こちょう) 3音 白蝶 (しろちょう) 4音 蝶々 (ちょうちょう) 4音 初蝶 (はつちょう) 4音 蝶生る (ちょううまる) 5音 蝶の昼 (ちょうのひる) 5音 紋白蝶 (もんしろちょう) 6音

解説

蝶は厳冬期を除けばほぼ一年中見られますが、単に「蝶」といえば春の季語になります。蜜を求めて花から花へ飛び回る姿が優雅で、春を代表する昆虫の1つとされています。

春以外に見る蝶については、「夏の蝶」、「秋の蝶」などと季節名をつけて区別します。「揚羽蝶」は夏の季語とされています。

傍題の「初蝶」はその年の春に初めて見る蝶です。早春には紋白蝶や紋黄蝶などを目にすることが多く、夏が近づくにつれ、比較的大きな蝶も見かけるようになっていきます。「胡蝶」は蝶の古風な言い方です。

例句

  • 蝶の飛ぶばかり野中の日影かな

    — 芭蕉

  • 釣鐘にとまりて眠る胡てふかな

    — 蕪村

  • うつつなきつまみごころの胡蝶かな

    — 蕪村

  • あをあをと空を残して蝶別れ

    — 大野林火

  • 山国の蝶を荒しと思はずや

    — 高浜虚子

  • 初蝶来(く)何色と問ふ黄と答ふ

    — 高浜虚子

  • 初蝶やわが三十の袖袂(そでたもと)

    — 石田波郷

  • 方丈の大庇(おおひさし)より春の蝶

    — 高野素十

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