蘆刈

あしかり
晩秋 4音 生活

傍題(子季語)

蘆火 (あしび) 3音 葦刈る (あしかる) 4音 蘆刈る (あしかる) 4音 蘆舟 (あしぶね) 4音 刈蘆 (かりあし) 4音

解説

「蘆刈」は枯れた蘆を刈り取ること、またその作業をする人を指します。晩秋から冬に行われる作業で、刈った蘆は屋根を葺(ふ)いたり、簾(すだれ)や葦簀(よしず)を編んだりするのに使われます。

人の背よりも長く伸びた蘆を刈っては束ね、担いで運んだり、舟に積んで運んだりするさまは見ていて趣深く、古くから和歌や俳諧に好んで詠まれてきました。

傍題の「蘆火」は蘆刈の作業をする人が、刈った蘆で暖を取るために焚く火のことです。

例句

  • 蘆刈のしたたり落つる日を負へる

    — 篠田悌二郎

  • 蘆刈の置きのこしたる遠嶺かな

    — 橋本鶏二

  • 葦刈のほのぼのと葦隠れかな

    — 八木林之助

  • 芦刈や日のかげろへば河流る

    — 森澄雄

  • 津の国の減りゆく蘆を刈りにけり

    — 後藤夜半

  • また一人遠くの蘆を刈りはじむ

    — 高野素十

  • 行暮れて利根の芦火にあひにけり

    — 水原秋櫻子

  • 蘆の火の美しければ手をかざす

    — 有働木母寺

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