傍題(子季語)
鵯 (ひよ) 2音
解説
鵯は甲高く大きな鳴き声が印象的な鳥です。果物や木の実、花の蜜などを好み、群れをつくってうるさいほどに鳴き立てる姿が市街地でも観察されます。全体的に灰色っぽい地味な柄ですが、目から頬にかけての栗色の模様が特徴的です。
季節的な移動があり、秋から冬にかけて、北日本から南の温暖な地へ、あるいは山地から平地へと渡ることが知られています。寒くなる頃に平地の人里で姿を見る機会が増えるためか、秋の季語とされています。
例句
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鵯のこぼし去りぬる実のあかき
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鵯の花吸ひに来る夜明かな
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鵯の大きな口に鳴きにけり
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大菩薩嶺(だいぼさつれい)ひよどり鳴ける朝は見ゆ
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鵯の声松籟(しょうらい)松を離れ澄む
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飛び鳴きの鵯や山川晴るゝ空
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人のする絶叫なるを鵯もせる
