傍題(子季語)
玉兎 (ぎょくと) 3音 月下 (げっか) 3音 嫦娥 (じょうが) 3音 孀娥 (そうが) 3音 月夜 (つきよ) 3音 薄月 (うすづき) 4音 遅月 (おそづき) 4音 月光 (げっこう) 4音 月明 (げつめい) 4音 弦月 (げんげつ) 4音 新月 (しんげつ) 4音 月落つ (つきおつ) 4音 月影 (つきかげ) 4音 月白 (つきしろ) 4音 月の出 (つきので) 4音 月の輪 (つきのわ) 4音 月待ち (つきまち) 4音 初月 (はつづき) 4音 三日月 (みかづき) 4音 夕月 (ゆうづき) 4音 宵月 (よいづき) 4音 秋の月 (あきのつき) 5音 朝月日 (あさつきひ) 5音 五日月 (いつかづき) 5音 袖の月 (そでのつき) 5音 月の秋 (つきのあき) 5音 月の入 (つきのいり) 5音 月の暈 (つきのかさ) 5音 月の蝕 (つきのしょく) 5音 月上る (つきのぼる) 5音 月渡る (つきわたる) 5音 十日月 (とおかづき) 5音 昼の月 (ひるのつき) 5音 二日月 (ふつかづき) 5音 胸の月 (むねのつき) 5音 夕月日 (ゆうつきひ) 5音 八日月 (ようかづき) 5音 四日月 (よっかづき) 5音 有明月 (ありあけづき) 6音 桂男 (かつらおとこ) 6音 月宮殿 (げっきゅうでん) 6音 心の月 (こころのつき) 6音 真如の月 (しんにょのつき) 6音 月傾く (つきかたむく) 6音 月の兎 (つきのうさぎ) 6音 月の蛙 (つきのかえる) 6音 月の鏡 (つきのかがみ) 6音 月の桂 (つきのかつら) 6音 月の出潮 (つきのでしお) 6音 月の鼠 (つきのねずみ) 6音 月の都 (つきのみやこ) 6音 弓張月 (ゆみはりづき) 6音 月の顔 (つきのかんばせ) 7音
解説
月は夜空を仰げば一年中見られますが、俳句でただ「月」といえば秋の月を指します。秋は空気が澄んで、月がひときわ明るく美しく見えるためです。冬にはさらに澄んだ空気になりますが、寒さが厳しいので、月をゆっくり愛でるのには向きません。
「月」という季語は旧暦7月から9月までの秋の月に使えますが、代表的なのは仲秋(旧暦8月・新暦9月)の月でしょう。とくに満月は、秋の真ん中という意味で「中秋」の名月と呼ばれます。初秋の月は残暑の中で見る月、晩秋なら少し夜寒を感じながら仰ぐ月というように、時期によって趣が変わります。
「月」にはさまざまな傍題があり、「初月」は旧暦8月初めの頃の月。「二日月」、「三日月」などもそれぞれ旧暦8月の2日目、3日目に見る月を指します。「夕月」、「宵月」は旧暦8日頃までの上弦の月で、夕方に出て夜半には見えなくなってしまいます。「月白」は月が出る頃に、空が白んで明るくなることをいいます。
例句
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芭蕉葉を柱にかけん庵の月
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鎖(じょう)あけて月さし入れよ浮御堂
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月天心貧しき町を通りけり
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声かれて猿の歯白し峰の月
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われをつれて我影帰る月夜かな
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月の人のひとりとならむ車椅子
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かろき子は月にあづけむ肩車
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灯を消すや心崖なす月の前
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月光にぶつかつて行く山路かな
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やはらかき身を月光の中に容れ
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月光にいのち死にゆくひとゝ寝る
