法師蝉

ほうしぜみ (旧仮名:ほふしぜみ)
初秋 5音 動物

傍題(子季語)

寒蝉 (かんせん) 4音 つくつくし (つくつくし) 5音 つくつく法師 (つくつくぼうし) 7音

解説

法師蝉は夏の後半から鳴き声が目立ち始める小型のセミです。透き通った羽に、緑がかった黒い体で、鳴き声の調子から「つくつく法師」、「つくつくし」などとも呼ばれます。

夏の盛りにうるさいほど鳴き声を響かせるアブラゼミやミンミンゼミとは違い、このセミの声は夏の終わりと秋の訪れを感じさせます。

「寒蝉」は秋に鳴くセミのことで、法師蝉、あるいは蜩(ひぐらし)を指します。

例句

  • この夕べ力つくせり法師蟬

    — 森澄雄

  • 法師蟬煮炊といふも二人きり

    — 富安風生

  • 法師蟬朝より飢のいきいきと

    — 石田波郷

  • 法師蟬しみじみ耳のうしろかな

    — 川端茅舎

  • また微熱つくつく法師もう黙れ

    — 川端茅舎

  • 鳴き立ててつくつく法師死ぬる日ぞ

    — 夏目漱石

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