踊

おどり (旧仮名:をどり)
初秋 3音 生活

傍題(子季語)

踊子 (おどりこ) 4音 盆唄 (ぼんうた) 4音 踊唄 (おどりうた) 5音 踊笠 (おどりがさ) 5音 盆踊 (ぼんおどり) 5音 踊太鼓 (おどりだいこ) 6音 踊櫓 (おどりやぐら) 6音

解説

俳句で「踊」といえば、ふつう盆踊りを指します。お盆の前後に、広場や公園などに櫓を組んで、その周りを輪になって踊る形式が一般的です。

本来は先祖の霊を慰め送り返すためのものですが、近年では娯楽的な意味合いが強まっており、浴衣姿の老若男女が入り混じって踊るさまはこの時期の風物詩になっています。

地方によっては、町筋を踊りながら流し歩くもの(徳島の阿波踊りや富山の風の盆など)もあり、土地ごとにさまざまな踊りが伝わっています。

例句

  • 四五人に月落ちかかるをどりかな

    — 蕪村

  • うかと出て家路に遠き躍かな

    — 召波

  • 六十年踊る夜もなく過しけり

    — 一茶

  • てのひらをかへせばすゝむ踊かな

    — 阿波野青畝

  • いくたびも月にのけぞる踊かな

    — 加藤三七子

  • 一ところくらきをくゞる踊の輪

    — 橋本多佳子

  • 人の世のかなしきうたを踊るなり

    — 長谷川素逝

  • 佐渡は夜の踊る衣裳も波の色

    — 田中鬼骨

  • 踊子にやはらかに足踏まれけり

    — 西本一都

  • づかづかと来て踊子にささやける

    — 高野 素十

  • 盆唄の夜風の中の男ごゑ

    — 森澄雄

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