日永

ひなが
三春 3音 時候

傍題(子季語)

永日 (えいじつ) 4音 永き日 (ながきひ) 4音 日永し (ひながし) 4音

解説

日永は、春に昼の時間が長くなることをいいます。春の長い一日がのんびりと過ぎていく感覚がこの季語の本意です。

春になると冬に比べて日が長くなり、気持ちにゆとりが生まれてきます。実際に昼がいちばん長いのは夏ですが、寒くて日の短い冬を過ごしてきた後だからこそ、日が伸びた喜びや感慨が深い。そのため、日永は春の季語となっています。

これに対して、夏には涼しい夜の短さを惜しむ気持ちを表す「短夜」という季語があります。また、日永と似た春の季語に「遅日」がありますが、こちらは日暮れが遅くなったことを表す言葉です。

例句

  • 永き日のにはとり柵を越えにけり

    — 芝不器男

  • 鶏の坐敷を歩く日永哉

    — 一茶

  • 永き日や欠伸うつして別れ行く

    — 夏目漱石

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